はじめに
第13話の最後。
ウンタクの力を借りて胸に刺さった剣を抜いたシンは、パク・チュンホンを倒しました。
でも――
その代償は、
シン自身の消滅。
ウンタクは必死にシンの手を握り、
「行かないで」
と泣きます。
シンも、
「愛している」
とウンタクに伝えます。
そしてシンの姿は、光となって消えてしまいました。
第14話は、その直後から始まります。
ところが、ここでさらに残酷なことが起こります。
シンが消えただけではありません。
シンに関する記憶まで、ウンタクや周囲の人たちから消えてしまうのです。
登場人物
| 登場人物 | 役名 | 俳優 | どんな人物? |
| 🗡️ キム・シン | トッケビ | コン・ユ | 高麗時代の英雄。900年以上生き続ける不滅の存在。自分を死なせてくれる「トッケビの花嫁」を探している。 |
| 🕯️ チ・ウンタク | トッケビの花嫁 | キム・ゴウン | 幽霊が見える高校生。幼い頃に母を亡くし、親戚の家で暮らしていた。キム・シンの胸に刺さった剣を見ることができる。 |
| 🖤 死神 | 死神 | イ・ドンウク | 死者をあの世へ送り届ける存在。キム・シンと同居することになる。 |
| 🌹 サニー | チキン店の社長 | ユ・インナ | 明るく気の強い女性。ウンタクがアルバイトをするチキン店の社長。 |
| 👑 王 | ワン・ヨ | キム・ミンジェ | 高麗時代の王。キム・シンの存在を恐れ、悲劇を引き起こす。 |
| 👸 王妃 | キム・シンの妹 | キム・ソヒョン | 高麗時代の王妃。キム・シンを慕っているが、兄とともに悲しい運命をたどる。 |
| 👵 サムシン | 三神ハルモニ | イエル | 人間の誕生や運命に関わる神秘的な存在。ウンタクの人生にも深く関わっている。 |
| 👵 老婆 | ウンタクを助ける謎の老婆 | キム・スヨン | 幼いウンタクの前に現れ、彼女を守る不思議な存在。 |
第14話の注目人物
🕯️ウンタク
今回の主人公は、やっぱりウンタク。
シンを失ったあと、
シンの存在そのものを忘れてしまいます。
でも不思議なことに、
「何か大切なものを失った」
という感覚だけが残ります。
理由も分からないのに涙が出る。
雨の日になると悲しくなる。
そして、どうして自分がこんなに寂しいのか分からない。
その姿が本当に切ないです。
🗡️シン
消滅したシンも、完全に消えてしまったわけではありません。
神の世界でも天国でもない、
どこにも属さない場所
に取り残されます。
ウンタクとの約束を胸に、
ただ一人で待ち続けます。
第14話 詳しいあらすじ・ネタバレ
シンが消えた直後――
ウンタクは、
目の前から消えていくシンを必死に追います。
手を伸ばしても、
もう触れることができない。
さっきまでそこにいたのに、
突然いなくなってしまった。
ウンタクは泣き崩れます。
そして、
「愛してる」
というシンの最後の言葉だけが胸に残ります。
でも――
その直後から、
何かがおかしくなっていきます。
シンの痕跡が次々と消えていく
シンが残したもの。
写真。
記録。
文字。
そして、
シンに関わった人たちの記憶。
それらが少しずつ消えていきます。
ウンタクは、
「何かを忘れた」
ことだけを感じ取ります。
そこで慌ててノートを取り出します。
そして、
必死に書き始めます。
「その人の名前はキム・シン」
背が高くて、
長い髪。
自分を「花嫁」と呼んで、
初雪が降ったら戻ってくると言った人。
ウンタクは、
自分が忘れてしまう前に、
なんとか記録しようとします。
しかし――
書いた文字まで消えていきます。
ウンタクは、
泣きながら何度も書き直します。
それでも、
記憶はどんどん薄れていきます。
そしてウンタクは、シンを忘れる
やがて、
ウンタクの中からも、
キム・シンの記憶が消えてしまいます。
一緒に暮らしたこと。
ケンカしたこと。
一緒に旅行したこと。
告白されたこと。
キスしたこと。
全部。
忘れてしまう。
それなのに――
なぜか、
胸の奥だけが苦しい。
ウンタク自身にも、
その理由が分かりません。
シンはどこにいるのか?
一方、
シンは神の世界でもなく、
人間の世界でもない、
不思議な場所にいます。
一面の雪。
静かな空間。
そこには、
誰もいません。
シンは一人。
ウンタクとの約束を思い出します。
「初雪が降ったら戻ってくる」
その約束を守るために、
シンは待ち続けます。
でも、
自分がいつ戻れるのかは分からない。
神に頼んでも、
すぐに戻ることはできません。
それでも、
シンは待ちます。
ウンタクが自分を思い出してくれる日を。
9年が経つ
そして――
時間が流れます。
9年。
ウンタクはもう高校生ではありません。
すっかり大人になっています。
夢だった、
ラジオ局のプロデューサー
として働いています。
幽霊を見る力も、
いつの間にか失っています。
そして、
シンのことも覚えていません。
でも「何か」が心に残っている
シンのことを忘れているはずのウンタク。
なのに、
雨が降ると、
なぜか悲しくなる。
理由は分からない。
仕事中でも、
ふと涙が出ることがあります。
「どうして私はこんなに悲しいんだろう?」
ウンタク自身にも分かりません。
でも、
心の奥には、
誰かを待っているような感覚
が残っています。
シンのネックレス
そしてウンタクは、
今でもあるものを持っています。
それが、
シンからもらったネックレス。
でも、
どうして自分が持っているのか分からない。
いつから持っているのかも分からない。
ただ、
捨てることができない。
理由も分からないまま、
ずっと大切に持っています。
記憶から消えても、
心のどこかには、
シンが残っているんです。
ウンタクと死神がすれ違う
街でウンタクは、
死神とすれ違います。
でも、
死神のことも分かりません。
かつて一緒に暮らしていた人。
ウンタクにとって、
家族のような存在だった人。
それなのに、
今はただの知らない男性。
死神もウンタクを見ます。
でも、
記憶がないウンタクを見て、
何とも言えない表情になります。
9年という時間が、
すべてを変えてしまったのです。
サニーとウンタクはつながっている
ウンタクは、
サニーとの関係だけは続いています。
サニーは、
ウンタクの人生の中に自然に存在しています。
でも、
サニーもまた、
シンのことを忘れています。
死神との関係も、
過去の記憶も、
すべてが薄れてしまっています。
それでも、
サニーの中にも、
どこか説明できない寂しさが残っています。
4人が一度は交わった人生。
その記憶だけが、
完全には消えないのです。
ウンタクの誕生日
そして、
シンが消えてから9年後。
ウンタクは誕生日を迎えます。
しかも、
その日は――
初雪の日。
シンが、
「初雪が降ったら戻ってくる」
と言っていた日です。
ウンタクは、
自分でも理由が分からないまま、
ロウソクに火をつけます。
そして、
願い事をします。
「誰か、私を助けて」
ウンタクは、
自分の人生に何かが足りないと感じています。
ずっと、
誰かを待っているような気がする。
でも、
誰を待っているのか分からない。
そこで、
ロウソクの火を見つめながら、
心の中で願います。
「誰か、私を助けてください」
そして、
ロウソクの火を吹き消します。
その瞬間――
シンが現れる
風が吹きます。
そして、
ウンタクの目の前に、
突然、
シンが現れます。
9年ぶり。
ウンタクにとっては、
初めて見る男性。
でもシンにとっては、
9年間ずっと待ち続けた、
愛する人。
シンはウンタクを見つめます。
ウンタクは、
当然、
「誰、この人?」
という顔(笑)
でもシンは、
ウンタクを見つめながら、
静かに笑います。
シンの「約束」が果たされる
シンは、
約束を守ったのです。
初雪の日に戻ってくる。
9年経っても、
10年経っても、
ウンタクを忘れない。
ウンタクが自分を忘れていても、
自分はウンタクを忘れない。
そして、
ウンタクが呼んだことで、
ついに戻ってくることができました。
第14話は、
シンとウンタクが9年ぶりに再会したところで終わります。
私の感想♡
第14話……
これは切ない……。
第13話でシンが消えたときも泣けたけど、
私はむしろ、
ウンタクがシンを忘れてしまうところが一番つらい。
だって、
あんなに好きだったのに。
一緒に暮らして、
ケンカして、
笑って、
泣いて、
最後には、
「愛してる」
って言われたのに。
全部忘れちゃうんですよ。
でも、
完全に消えてはいないんですよね。
雨が降ると悲しくなる。
理由もなく泣いてしまう。
ネックレスは捨てられない。
誰かを待っているような気がする。
これがもう、
「記憶は消えても、心は覚えている」
ってことなんだろうなと思います。
そして9年後。
ウンタクが、
「誰か私を助けて」
と願う。
ここもすごく好き。
本人はシンを呼んでいるつもりなんてない。
シンの名前すら覚えていない。
でも、
心の奥底では、
ずっとシンを呼んでいたんじゃないかな。
そして、
その願いがシンに届く。
シンも、
9年間ずっと待ってたんですよね。
900年以上生きてきたシンにとって、
9年なんて短い時間なのかもしれない。
でも、
愛する人に会えない9年は、
ものすごく長かったと思います。
しかも、
ウンタクが自分を忘れていることを知っている。
それでも戻ってくる。
「初雪が降ったら会いに来る」
という約束だけを信じて。
もう、
シンの愛が重い(笑)
でも、
そこがいいんですよね♡
そして最後。
ウンタクは、
目の前に現れた男性が誰なのか分からない。
でもシンは、
ウンタクを見た瞬間、
すぐに分かる。
「やっと会えた」
という表情。
ここで第14話終了。
いや、
このあとどうなるの!?
ってなります(笑)
第14話のここがポイント!
🗡️シン
- パク・チュンホンを倒した代償として消滅
- 神の世界でも人間界でもない場所に残される
- ウンタクとの「初雪に戻る」という約束を守ろうとする
- 9年間、ウンタクを待ち続ける
🕯️ウンタク
- シンに関する記憶を失う
- シンについて書いたメモも消えてしまう
- 9年後、ラジオ局のPDになる
- 雨の日になると理由もなく悲しくなる
- シンのネックレスだけは持ち続けている
- 9年後の初雪の日にシンを呼び戻す
🖤死神&🌹サニー
- シンに関する記憶を失う
- それぞれ普通の生活に戻っている
- それでも過去のつながりが完全に消えたわけではない
そして最後は、
「誰か、私を助けて」
というウンタクの願い。
その願いに応えるように、
9年ぶりにシンが現れる。
ここから第15話は、記憶を失ったウンタクと、彼女を覚えているシンのちょっと不思議な再会編です。
ウンタクからすると「知らない男」なのに、シンは全部知っている――この温度差がまた面白いです(笑)
