はじめに
第12話では、ついに死神の前世が明らかになりました。
死神は高麗時代の王、
ワン・ヨ。
そしてサニーは、シンの妹・キム・ソン。
つまり現在の4人は、
シンとウンタク
そして
死神とサニー
という関係だけではなく、
900年前から続く、とても深い因縁で結ばれていたのです。
しかも、シンにとって死神は、
自分と妹を死に追いやった張本人。
一緒に暮らし、ケンカをして、いつの間にか大切な友人になっていた相手が、
実は自分の最大の仇だった――。
第13話は、そんな2人の関係が大きく揺れ動きます。
そして最後には、
シンが自分の胸の剣に隠された本当の役割に気づくことに。
ここからラストへ向けて、一気に物語が動き始めます。
登場人物
| 登場人物 | 役名 | 俳優 | どんな人物? |
| 🗡️ キム・シン | トッケビ | コン・ユ | 高麗時代の英雄。900年以上生き続ける不滅の存在。自分を死なせてくれる「トッケビの花嫁」を探している。 |
| 🕯️ チ・ウンタク | トッケビの花嫁 | キム・ゴウン | 幽霊が見える高校生。幼い頃に母を亡くし、親戚の家で暮らしていた。キム・シンの胸に刺さった剣を見ることができる。 |
| 🖤 死神 | 死神 | イ・ドンウク | 死者をあの世へ送り届ける存在。キム・シンと同居することになる。 |
| 🌹 サニー | チキン店の社長 | ユ・インナ | 明るく気の強い女性。ウンタクがアルバイトをするチキン店の社長。 |
| 👑 王 | ワン・ヨ | キム・ミンジェ | 高麗時代の王。キム・シンの存在を恐れ、悲劇を引き起こす。 |
| 👸 王妃 | キム・シンの妹 | キム・ソヒョン | 高麗時代の王妃。キム・シンを慕っているが、兄とともに悲しい運命をたどる。 |
| 👵 サムシン | 三神ハルモニ | イエル | 人間の誕生や運命に関わる神秘的な存在。ウンタクの人生にも深く関わっている。 |
| 👵 老婆 | ウンタクを助ける謎の老婆 | キム・スヨン | 幼いウンタクの前に現れ、彼女を守る不思議な存在。 |
第13話の注目人物
🖤死神
今回は、なんといっても死神。
自分が高麗時代の王ワン・ヨだったことを知り、
自分がシンとソンを死なせた。
という事実に苦しみます。
しかも、現在の自分はシンと一緒に暮らし、
いつの間にか友人になっている。
過去の罪と現在の友情。
その間で引き裂かれてしまいます。
🗡️シン
シンも、死神の正体を知ってしまいます。
当然、怒りは抑えられません。
でも、
900年前の仇である死神と、
現在の「大切な友人」である死神。
どちらも同じ人物です。
シンにとっても、とても苦しい選択になります。
🕯️ウンタク
ウンタクも、シンの運命について知ってしまいます。
そして、
「シンを助けるためには、自分がどうすればいいのか」
を考えるようになります。
第13話では、ウンタクの存在そのものが、シンの最後の決断につながっていきます。
第13話 詳しいあらすじ・ネタバレ
シン、死神の正体を知る
死神の前世が、
ワン・ヨ。
だったことを知ったシン。
その瞬間、シンの中で900年前の記憶が一気によみがえります。
自分の一族。
部下たち。
そして妹のソン。
王の命令によって、自分の目の前で次々と命を奪われていった人たち。
その命令を出したのが、
目の前にいる死神だったのです。
シンは死神の首に手をかけます。
そして、
「お前が王だったのか」
と問いかけます。
死神自身も、
自分が本当にワン・ヨだったのかと苦しみます。
自分には前世の記憶がなかった。
だから何も知らずに、シンと一緒に暮らしていた。
でも、
知らなかったことは罪を消してくれない。
その事実に死神は打ちのめされます。
シンが900年分の恨みをぶつける
シンは死神に、
自分の一族がどのように殺されたのかを語ります。
妹ソンも、
自分の目の前で命を奪われた。
そして、そのすべては、
王ワン・ヨの命令。
シンにとっては、
900年間忘れることのできなかった記憶です。
一方の死神は、
ただ涙を流すしかありません。
自分が何をしたのか。
なぜそんなことをしたのか。
どうしてすべてを忘れてしまったのか。
何も分からない。
だからこそ、
「自分を殺してくれ」
とシンに頼みます。
しかしシンは、
それを簡単には受け入れません。
「また死を選ぶのか」
死神は、
「自分を殺してくれ」
と言います。
でもシンは、
その言葉を聞いて怒ります。
なぜなら死神は、
前世でも自分の罪から逃げるように死を選び、
今もまた、
罪を知った途端に死のうとしているように見えるから。
シンは、
「また死を選ぶのか」
という気持ちをぶつけます。
そしてその場を去ります。
ここがすごく複雑なんですよね。
シンは死神を許したわけではありません。
でも、
殺したいほど憎い相手なのに、今まで一緒に暮らしてきた「友人」でもある。
その気持ちがシンの中でぶつかっています。
シン、家を出ていく
死神と一緒に暮らしている家。
そこはシンにとって、
ウンタクと過ごした大切な場所でもあります。
でも、
死神の前世を知った今、
その家にいることができなくなってしまいます。
シンは家を出ます。
ウンタクは、
「どうして?」
と心配します。
でもシンは、すべてを説明できません。
自分の中にある、
900年分の怒りと悲しみ。
それを抱えたまま、家を離れます。
死神にも罰が下る
一方、死神にも大きな変化が。
これまで死神は、
ウンタクを助けるために名簿の情報を利用したり、
人間の記憶を消したりと、
本来の役目を超えた行動をしてきました。
そのことが問題となり、
冥界から罰を受けることになります。
その罰とは――
前世の記憶を取り戻すこと。
つまり、
忘れていたワン・ヨとしての人生を、
すべて思い出すことだったのです。
死神にとっては、
忘れていた罪をもう一度すべて見せられること。
それこそが、
彼に与えられた罰でした。
サニーも前世の記憶を取り戻していく
そしてサニーにも変化が。
サニーは、
自分が高麗時代のキム・ソンだったことを、
少しずつ理解していきます。
死神との関係も、
ただの現在の恋愛ではありません。
前世では、
王と王妃。
そして、
その人生は悲劇に終わりました。
サニーは死神を見ていると、
自分でも説明できない感情に襲われます。
好きなのに、
なぜか悲しい。
なぜか腹が立つ。
なぜか、
「この人を知っている」
気がする。
前世の記憶が、現在の恋に影を落としていきます。
パク・チュンホンがサニーを狙う
そんな中、
パク・チュンホンが再び動き出します。
彼の狙いは、
シンだけではありません。
シンの妹の生まれ変わりである、
サニー。
そしてトッケビの花嫁である、
ウンタク。
この2人も標的になります。
シンは、
パク・チュンホンがサニーを狙っていることを知ります。
そこで死神に、
「今度はお前が妹を守れ」
と伝えます。
900年前、
死神はソンを守れなかった。
だから今度こそ、
サニーを守ってほしい。
シンの中に、
そんな思いがあるのです。
シンが高麗時代の「最後の場面」を思い出す
そしてシンは、
高麗時代のことを死神に語ります。
なぜ自分が、
死ぬと分かっていながら王の前へ進んでいったのか。
それには理由がありました。
シンは、
王を殺したかったわけではなかった。
むしろ、
ワン・ヨを守ろうとしていたのです。
先代の王は、
息子であるワン・ヨを嫌って遠ざけたのではない。
生き延びさせるために遠ざけていた。
シンは、
ワン・ヨが本当は父からも、
ソンからも、
そして自分からも愛されていたことを伝えようとします。
しかし、
パク・チュンホンの策略によって、
すべてがねじ曲げられてしまいました。
そして、シンは「剣の本当の役割」に気づく
ここが第13話の最大のポイント。
シンは、
胸に刺さった剣について考えます。
これまでシンは、
この剣は自分を苦しめるためのもの。
そして、
「花嫁に抜いてもらうことで自分を無に帰すための剣」
だと思っていました。
でも、
高麗時代の出来事を振り返ることで、
別の意味が見えてきます。
この剣は、
パク・チュンホンを倒すためのものだった。
つまり、
900年前、
王ワン・ヨから与えられた剣が、
最終的にはパク・チュンホンを倒すために、
シンの胸に残されていたのです。
シン、ウンタクとの最後の時間を過ごす
シンは、
自分がこれから何をすべきなのかを悟ります。
そしてウンタクを連れて、
小さな旅行へ。
2人で楽しい時間を過ごします。
ウンタクは、
「どうして急に旅行?」
と不思議に思います。
でもシンは、
いつも通りに振る舞います。
笑って、
ウンタクと話して、
一緒に景色を見る。
ウンタクは、
そんなシンの本当の気持ちを知りません。
シン、静かに別れの準備をする
旅行から戻ったシン。
そして一人になったところで、
ウンタクが以前書いたものを見つめます。
ウンタクとの思い出。
一緒に暮らした時間。
くだらないケンカ。
笑ったこと。
そして、
「私を好き?」
と聞かれたこと。
そのすべてを思い出し、
シンは涙を流します。
もう、
自分がどうなるのか分かっている。
だからこそ、
ウンタクには笑っていてほしい。
ウンタクに最後のお願い
そしてシンは、
ウンタクに頼みます。
パク・チュンホンを倒すために、
自分の剣を抜くことを手伝ってほしい。
ウンタクは、
もちろん怖い。
だって、
剣を抜いたらシンが消えてしまう。
それでも、
パク・チュンホンを倒さなければ、
ウンタク自身も危険です。
シンはウンタクに、
自分がどうなるかを理解した上で、
協力してほしいと伝えます。
そして最後のキス
2人は、
最後になるかもしれない時間を過ごします。
シンはウンタクにキス。
これまでの2人のキスとは違います。
今回は、
「これが最後になるかもしれない」
という気持ちが込められています。
そしてシンは、
パク・チュンホンのもとへ向かいます。
パク・チュンホンとの最後の戦いへ
パク・チュンホンは、
ウンタクを利用しようとします。
ウンタクの身体を乗っ取り、
トッケビの剣を抜こうとするのです。
ウンタクの身体を使われているため、
シンは簡単に攻撃できません。
しかしそこへ、
死神が現れます。
そして、
パク・チュンホンの名前を呼びます。
死神の力によって、
ウンタクの身体からパク・チュンホンを引き離すことに成功。
ウンタクは倒れます。
そして――
シンはウンタクの手を借り、
自分の胸に刺さった剣を抜きます。
シン、自ら剣を抜く
ついに、
剣が抜かれます。
長い間、
ウンタクが抜くものだと思っていた剣。
でも、
最後に抜いたのはシン自身でした。
そしてシンは、
その剣でパク・チュンホンを斬ります。
900年前から続いた因縁。
シンとパク・チュンホンの戦いが、
ようやく終わります。
パク・チュンホンは、
最後までシンに呪いの言葉を残しながら、
炎に包まれて消えていきます。
シンが消えていく……
しかし、
パク・チュンホンを倒した代償は、
あまりにも大きかった。
胸の剣を抜いたシンの身体から、
少しずつ光が消えていきます。
ウンタクは、
シンが消えてしまうことに気づきます。
必死にシンを抱きしめます。
「嫌だ……」
もう離れたくない。
せっかく出会えたのに。
せっかく好きになったのに。
ここで終わってしまうなんて嫌。
ウンタクは泣きながら、
シンを引き止めます。
シンがウンタクに残した言葉
シンは、
自分の人生を振り返ります。
900年以上生きてきた人生。
苦しみも、
孤独も、
たくさんありました。
でも、
ウンタクに出会ってからの時間は違った。
シンにとって、
ウンタクと過ごした日々は、
「人生への褒美」
だったのです。
そして、
雨や初雪になったときには、
ウンタクのもとへ会いに来られるように、
神に頼んでみる。
そう伝えます。
そして最後に、
ウンタクへの愛を伝えます。
ウンタクは泣きながら、
シンを抱きしめます。
そして――
シンの姿は、
少しずつ消えていきます。
第13話は、
ここで幕を閉じます。
私の感想♡
第13話……
ここは本当に泣く。
もう、
シンが家を出たところから嫌な予感しかしない(笑)
だって、
「これからウンタクと旅行に行こう」
って言ってる時点で、
完全に別れの準備じゃん……。
そして死神。
これは本当に苦しい。
自分がワン・ヨだった。
シンの妹を死なせた。
シン自身も殺した。
でも今の自分は、
シンと一緒に暮らして、
ケンカして、
くだらないことで言い合って、
いつの間にか親友みたいになっていた。
「前世の自分」と「今の自分」
どっちが本当の自分なの?
ってなるよね。
そしてシンも、
死神を殺せば、
900年前の復讐はできる。
でも、
今の死神を殺したら、
一緒に過ごした時間まで否定することになる。
だから、
簡単に手を下せない。
この2人、
最初は本当に仲が悪かったのに(笑)
いつの間にか、
ものすごく大切な友達になってる。
だからこそ、この展開がつらい。
そして、
剣の本当の意味。
これが分かった瞬間、
「そういうことだったのか!」
ってなります。
ずっと、
「ウンタクが剣を抜いてシンを消す」
という話だったのに。
実はこの剣は、
パク・チュンホンを倒すための剣でもあった。
900年前から仕組まれていたような運命。
ここが『トッケビ』のすごいところですよね。
そして最後。
シンがウンタクに、
「君と過ごした日々は褒美だった」
という気持ちを伝えるところ。
ここはもう無理……。
最初は、
「おじさん!」
「光熱費!」
とか言っていた2人なのに(笑)
今では、
命をかけてお互いを守る関係。
900年生きてきたシンにとって、
ウンタクと過ごした時間が、
人生で初めて「幸せだった」と思える時間だったんですよね。
そして、
シンが消えてしまう。
ここから第14話は、
「シンを失ったウンタク」
の物語になります。
第13話のここがポイント!
🗡️シン&死神
- 死神の前世がワン・ヨだったことが確定
- シンは900年前の恨みを死神にぶつける
- 死神は自分を殺してほしいと願う
- しかしシンは手を下せない
- 現在の2人の友情が、過去の因縁を複雑にする
🕯️ウンタク&シン
- ウンタクはシンの運命を知る
- シンはウンタクと最後の時間を過ごす
- 2人は最後のキスをする
- ウンタクの身体をパク・チュンホンが利用する
- シンが自ら胸の剣を抜く
- パク・チュンホンを倒す
- その代償としてシンが消えていく
👿パク・チュンホン
- ウンタクを利用して剣を抜こうとする
- 死神の力でウンタクの身体から追い出される
- シンの剣によってついに消滅
そして――
900年以上続いたシンの人生が、ここで一度終わります。
でも、
これは本当の「最終回」ではありません。
第14話からは、
「シンがいなくなった世界で、ウンタクはどう生きるのか?」
という、さらに切ない物語が始まります。
