『トッケビ』は、登場人物それぞれの運命が複雑に絡み合っていく物語。
特にキム・シン、ウンタク、死神、サニーの4人は、物語が進むにつれて意外なつながりが明らかになっていきます。
まずは、物語を楽しむために主要な登場人物をチェックしておきましょう♡
| 登場人物 | 役名 | 俳優 | どんな人物? |
| 🗡️ キム・シン | トッケビ | コン・ユ | 高麗時代の英雄。900年以上生き続ける不滅の存在。自分を死なせてくれる「トッケビの花嫁」を探している。 |
| 🕯️ チ・ウンタク | トッケビの花嫁 | キム・ゴウン | 幽霊が見える高校生。幼い頃に母を亡くし、親戚の家で暮らしている。19歳の誕生日にキム・シンと出会う。 |
| 🖤 死神 | 死神 | イ・ドンウク | 死者をあの世へ送り届ける存在。キム・シンと同居することになる。 |
| 🌹 サニー | チキン店の社長 | ユ・インナ | 明るく気の強い女性。ウンタクがアルバイトをするチキン店の社長。 |
| 👑 王 | ワン・ヨ | キム・ミンジェ | 高麗時代の王。キム・シンの存在を恐れ、悲劇を引き起こす。 |
| 👸 王妃 | キム・シンの妹 | キム・ソヒョン | 高麗時代の王妃。キム・シンを慕っているが、兄とともに悲しい運命をたどる。 |
| 👵 サムシン | 三神ハルモニ | イエル | 人間の誕生や運命に関わる神秘的な存在。ウンタクの人生にも深く関わっている。 |
| 👵 老婆 | ウンタクを助ける謎の老婆 | キム・スヨン | 幼いウンタクの前に現れ、彼女を守る不思議な存在。 |
第1話「トッケビの花嫁」
「トッケビ」という不思議な存在を知っていますか?
人間ではない。
けれど、神でもない。
長い年月を生き続けながら、ただひとつ、自分を永遠の命から解放してくれる存在を探している男。
その名は、キム・シン。
演じるのはコン・ユ。
物語は、そんなキム・シンの悲しい過去から始まります。
高麗時代――英雄だった男
時は、高麗。
ひとりの男が戦場を駆けていました。
その男の名は、キム・シン。
敵を恐れず、圧倒的な強さで戦う彼は、やがて人々から「武神」と呼ばれるほどの英雄になっていました。
戦場では誰よりも強く、兵士たちからも慕われる存在。
数々の戦いで勝利を収め、国のために大きな功績を残してきたキム・シン。
ところが――。
英雄として名声を得れば得るほど、彼を快く思わない人物がいました。
それが、若き王でした。
キム・シンが民から慕われること。
そして、自分以上にその存在感を増していくこと。
王の心には、少しずつ嫉妬と恐れが生まれていきます。
そしてついに、キム・シンは王によって謀反の罪を着せられてしまいます。
味方だった人たちまで命を奪われていく
キム・シンの周囲にいた者たちも、無事ではありませんでした。
彼を支えてきた者たち。
そして、キム・シンを信じていた王妃までもが巻き込まれていきます。
戦場では、どれだけ強かったキム・シンも、この状況ではどうすることもできません。
そして最後には――。
キム・シン自身も胸に剣を受けることになります。
自分の命だけではない。
大切な人たちの命まで奪われてしまった。
その悲しみを抱えたまま、キム・シンは命を落とします。
しかし――。
ここで彼の物語は終わりませんでした。
死んだはずのキム・シンが「トッケビ」に
普通なら、そこで人生は終わるはずでした。
ところが、キム・シンには別の運命が待っていました。
彼は死後、神の力によって**不滅の存在「トッケビ」**となります。
年を取らない。
死ぬこともできない。
長い年月を生き続けることになったのです。
けれど、永遠の命は決して幸せなものではありませんでした。
胸には、あの日刺された剣が残ったまま。
そしてキム・シンには、ひとつだけ残された希望がありました。
それが――
「トッケビの花嫁」
です。
トッケビの花嫁だけが、キム・シンの胸に刺さった剣を抜くことができる。
剣を抜くことができれば、キム・シンはようやく永遠の命から解放され、安らかな眠りにつくことができる。
だから彼は、長い年月をかけて花嫁を探し続けていました。
そして時代は現代へ
長い長い年月が流れました。
キム・シンは、今も生きています。
世界中を旅しながら、自分の花嫁を探しているのです。
けれど、なかなか見つかりません。
そんなある夜――。
ひとりの妊婦が、危険な状況に陥ります。
交通事故に遭い、命が危険にさらされていたのです。
本来、トッケビは人間の生死に関わってはいけない存在。
それでもキム・シンは、その女性を見捨てることができませんでした。
彼は、自らの力を使って彼女を助けます。
その結果、女性は一命を取り留めます。
しかし、この出来事が後の運命を大きく変えることになるとは、キム・シン自身もまだ知りませんでした。
助けられた女性から生まれた女の子
やがて、その女性には女の子が生まれます。
その子の名前は――
チ・ウンタク。
キム・シンが助けた、あの女性のお腹にいた子どもです。
そしてウンタクには、幼いころから不思議な力がありました。
普通の人には見えないものが見える。
それは、幽霊。
ウンタクには、人間ではない存在の姿が見えていたのです。
本人にとっては、それが特別な能力だという感覚もありません。
ただ、周囲の人には見えていないものが、自分には見えてしまう。
そんな不思議な世界の中で、ウンタクは成長していきます。
9歳のウンタクに起こった悲劇
しかし、ウンタクの人生は決して平穏ではありませんでした。
ある日、ウンタクの母親が亡くなります。
まだ幼いウンタクにとって、それはあまりにも突然の別れでした。
そして、そのときウンタクは自分の目で母親の死を知ることになります。
さらにそこへ現れたのが、死神でした。
死神の役目は、亡くなった人の魂をあの世へ送り届けること。
ウンタクもまた、死神に連れていかれようとしていました。
ところが――。
そこへ、ひとりの老婆が現れます。
そしてウンタクを守ります。
こうしてウンタクは生き残ることになりました。
けれど、母親を失ったウンタクには、もう頼れる人がいません。
その後、ウンタクは親戚の家で暮らすことになります。
それから10年――
時間が流れます。
ウンタクは高校生になりました。
けれど、幸せな高校生活とは程遠いものでした。
親戚の家では大切にされるどころか、厄介者のように扱われています。
それでもウンタクは、明るさを失いません。
そして迎えたのが、19歳の誕生日。
本来なら、家族や友達に祝ってもらうはずの日。
ところがウンタクの誕生日は、ひとりぼっちでした。
そこでウンタクは、自分でケーキを用意します。
小さなケーキ。
そして、そこに立てたロウソク。
ウンタクは静かに願い事をします。
「どうか、私の願いが叶いますように」
そう願いながら、ロウソクの火を吹き消します。
すると――。
ロウソクの火を消した瞬間、男が現れた!
突然、目の前にひとりの男が現れます。
それが――
キム・シンでした。
ウンタクは驚きます。
もちろん、突然知らない男が現れたのだから当然です。
一方のキム・シンも、なぜ自分がここに呼び出されたのか分かりません。
どうやら、ウンタクがロウソクの火を吹き消したことがきっかけで、キム・シンが呼び出されたようなのです。
そしてウンタクは、目の前にいるキム・シンを見ながら、不思議な感覚を覚えます。
「あなた、トッケビでしょ?」
普通なら、こんなことを言われても信じられません。
ところがウンタクは違いました。
幽霊を見ることができる彼女には、キム・シンが普通の人間ではないことが分かっていたのです。
そしてウンタクは、キム・シンがトッケビなのではないかと考えます。
キム・シンにとって、これは衝撃的な出来事でした。
長い年月を生きてきた自分の正体を、目の前の少女が見抜いてしまった。
しかも彼女は、自分が**「トッケビの花嫁」**だと言い始めます。
キム・シンの前に現れた「花嫁」
キム・シンは戸惑います。
これまで何百年もの間、ずっと探し続けてきた存在。
自分を永遠の命から解放してくれるはずの女性。
それが目の前にいるというのです。
しかも相手は、まだ高校生のウンタク。
キム・シンは半信半疑です。
本当にこの少女が、自分の花嫁なのか。
そして、本当に胸の剣を抜くことができるのか。
一方のウンタクは、キム・シンに対してまったく物怖じしません。
むしろ、
「やっぱり、この人が私の運命の人なんだ」
というように、どこか嬉しそう。
こうして――。
900年以上もの時間を生きてきたキム・シンと、
これから人生を歩み始めるウンタク。
二人の不思議な運命が、ようやく動き始めます。
第1話を見た感想
第1話は、かなり情報量が多いです。
最初は高麗時代の戦場。
そこからキム・シンがトッケビになった理由が描かれ、現代へ。
そしてウンタクの誕生につながっていきます。
一見すると、まったく別々の人生に見えるキム・シンとウンタク。
でも実は、ウンタクが生まれる前から二人の運命はつながっていたんですよね。
しかも、キム・シンが何百年も探し続けていた「花嫁」が、まさか自分が救った女性の娘だったとは。
この設定だけでも、
「この二人、この先どうなるの?」
と気になってしまいます。
そして何より、コン・ユ演じるキム・シンがかっこいい(笑)
圧倒的な強さを持つ英雄なのに、永遠の命を与えられてしまったことで、どこか孤独を抱えている。
そこへ、明るくてちょっと強引なウンタクが現れる。
この正反対の二人がこれからどうなっていくのか。
第1話は、まさに二人の物語の始まりでした。
「トッケビの花嫁」と名乗るウンタク。
そして、
「ようやく花嫁を見つけたのかもしれない」と戸惑うキム・シン。
ここから、二人の不思議な恋が始まっていきます。

