『野狗骨頭(野狗骨头)』第7話では、苗靖(張婧儀)が母親・魏明珍と一緒に海外へ行くのか、それとも陳異(宋威龍)との生活を選ぶのか――。
2人の関係が大きく動きます。
そしてこの回から、陳異と苗靖の間に「家族」だけでは説明できないような、少しずつ変化していく感情**も見えてきます。
陳異は魏明珍の恋人について調べる
第6話の最後、苗靖の母親・魏明珍が突然戻ってきました。
しかも、以前とはまったく違う状況です。
新しい恋人は裕福で、魏明珍が抱えていた借金も返済。
さらに、苗靖を海外へ留学させることまで考えています。
苗靖にとっては、今まで苦労してきた生活から抜け出せる大きなチャンス。
しかし陳異は、簡単には信用しません。
そこで、知り合いを使って魏明珍の恋人について調べ始めます。
調査の結果、男は本当に裕福だった
陳異が調べた結果、魏明珍の恋人は本当に経済力のある人物だと分かります。
留学関係の仕事にも関わっており、魏明珍の借金を返済するだけの力もある。
つまり、
「苗靖を海外へ行かせる」という話は、嘘ではなかった。
陳異はそこで、あることを考えます。
陳異は「苗靖を手放す」ことを決める
苗靖が自分と一緒に暮らしていても、決して裕福にはなれない。
自分は危険な仕事をしながら、何とか生活費を稼いでいるだけ。
学校に通う苗靖に、十分な環境を与えてあげることもできない。
だったら――
母親と一緒に海外へ行ったほうが、苗靖の将来のためになる。
陳異はそう考えます。
本当は苗靖と離れたくない。
でも、自分の気持ちより苗靖の未来を優先する。
これが陳異の選んだ道でした。
陳異が苗靖のために朝食を買う
そして出発の日。
陳異は苗靖のために、彼女が一番好きな朝食を買います。
いつもと変わらないような顔をしています。
でも、心の中では、
「これが苗靖と一緒に食べる最後の朝食になるかもしれない」
と思っているのでしょう。
陳異は何も言いません。
ただ、苗靖に食べさせます。
陳異が2人をバス停まで送る
そして陳異は、苗靖と魏明珍をバス停まで送ります。
苗靖は母親と一緒に出発することになっています。
陳異は笑顔で送り出そうとします。
本当は、ここで引き止めたい。
でも、苗靖の将来のためには、自分が手放さなければならない。
陳異はそう考えています。
ところが、出発直前に電話が入る
バス停で待っていると、魏明珍の携帯電話が鳴ります。
電話の相手は、魏明珍の恋人。
ところが、話を聞いていた魏明珍の表情が変わります。
どうやら恋人の息子が海外から戻ってくることになり、予定が変更されたようです。
そのため、
今すぐ苗靖を海外へ連れて行くことができなくなった
というのです。
魏明珍は苗靖に謝ります。
苗靖はそれほどショックを受けていない
ところが苗靖は、母親ほど落胆していません。
なぜなら――
苗靖自身、もともと海外へ行きたいと思っていたわけではなかったからです。
母親に言われたから迷っていただけ。
それよりも、
「陳異と離れたくない」
という気持ちのほうが強かったのです。
苗靖は母親を一人で行かせる
苗靖は母親に、
「自分は大丈夫」
という態度を見せます。
そして、先にその場を離れます。
でも、本当は母親のことが心配。
そこで苗靖は少し離れた場所から、母親の様子を見守ります。
母親が改札を通る。
バスに乗る。
そして、一人で去っていく。
苗靖はそれを最後まで見届けます。
苗靖はまた一人になった
バスが出発した後。
苗靖は一人でバス停を出ます。
背中には学校のバッグ。
母親は行ってしまった。
海外にも行かない。
そして、これからどうすればいいのか分からない。
苗靖の表情はとても寂しそうです。
でも、そこに陳異がいた
そして苗靖が顔を上げると――
なんと陳異がまだそこにいました。
陳異は帰らずに、ずっと苗靖を待っていたのです。
「母親と一緒に行ってしまうかもしれない」
と思いながらも、最後までその場を離れられなかった。
苗靖は陳異の姿を見て、思わず涙ぐみます。
「陳異がいれば、家がある」
この場面は第7話の最大のポイントです。
苗靖にとって、
陳異がいる場所=帰る場所
になっていることがはっきり分かります。
母親がいなくなっても。
家族がいなくなっても。
陳異だけは、いつもそこにいる。
苗靖にとって陳異は、もう単なる「兄」ではありません。
自分が絶望したとき、必ず現れてくれる人。
そして、陳異もまた、苗靖が一人になることを分かっていたから、その場を離れられなかったのです。
学校の家長会
その後、苗靖の学校では家長会が開かれます。
苗靖は成績優秀な生徒として、代表でスピーチをすることになります。
勉強を頑張ってきた苗靖にとって、大切な日です。
でも、普通なら家長が来るところ。
苗靖には母親がいません。
少しだけ寂しい気持ちになります。
そこへ陳異がやって来る
すると――
陳異が学校にやって来ます。
苗靖の「家長」として参加してくれたのです。
苗靖は驚きます。
そして、とても嬉しそうな顔をします。
陳異が苗靖に「馬到成功」の腕輪をつける
家長会では、保護者が子どもに**「馬到成功」**を願う腕輪をつける場面があります。
「馬到成功」は、
「すぐに成功しますように」「試験に合格できますように」
という願いを込めた言葉。
陳異は苗靖の腕に、その願いを込めた腕輪をつけます。
苗靖はとても幸せそう。
周囲には、両親に腕輪をつけてもらっている生徒たち。
でも苗靖も、
「自分にも家族がいる」
という気持ちになれます。
苗靖に好きな人がいる?
そして、ここから少し雰囲気が変わります。
陳異は学校で、苗靖と親しそうに話す男子生徒を見つけます。
それがクラスの班長、
**李鈺(リー・ユー)**です。
李鈺は成績も良く、苗靖と同じように優秀な生徒。
そして陳異は、李鈺が苗靖に好意を持っていることに気づきます。
李鈺は苗靖に告白するつもり
陳異が李鈺と話をすると、李鈺は意外にも堂々としています。
今は勉強を優先する。
そして大学に合格したら、そのとき苗靖に告白する。
そんなことを話します。
陳異は、
「こいつ、本気なんだ……」
と気づきます。
陳異、ちょっと複雑な気持ち
李鈺は成績も良い。
学校では優秀な生徒。
苗靖とも年齢が近い。
しかも、将来のことまできちんと考えている。
陳異から見ると、
「自分より苗靖にふさわしいのでは?」
と思ってしまうほど。
表面上は平静を装っていますが、内心では少しモヤモヤ。
ここから陳異の中にも、
「苗靖を誰かに取られたくない」
という感情が少しずつ芽生え始めます。
春節、2人で廟会へ
そして季節は春節。
陳異は苗靖を連れて、街の廟会(縁日・お祭り)へ出かけます。
獅子舞が行われていて、大勢の人で賑わっています。
苗靖は獅子の頭を触ってみたいと思います。
でも背が届きません。
すると陳異が――
苗靖をひょいっと抱き上げます。
苗靖、獅子の頭に触れる
陳異に抱き上げてもらい、苗靖は念願の獅子の頭に触ることができます。
苗靖は嬉しそう。
陳異もそんな苗靖を見て笑います。
子どもの頃からずっと一緒だった2人。
こういう何気ない時間が、2人にとって大切な思い出になっていきます。
2人でお参りをする
さらに2人は一緒にお参りをします。
苗靖は、
「良いおみくじを引きたい」
と何度も挑戦します。
ところが、なかなか「大吉」が出ません。
何度引いても思うような結果にならない。
苗靖は、
「もう一回!」
と諦めません。
そして陳異にも手伝ってもらいます。
2人で一生懸命、「上上签」を引こうとします。
何度やっても「上上签」が出ない
何度挑戦しても、なかなか一番良いおみくじが出ません。
苗靖は少し落ち込みます。
でも陳異は笑っています。
おみくじの結果なんて、そんなに重要ではない。
陳異にとって大切なのは、苗靖が無事で幸せに暮らすこと。
陳異が心の中で願ったこと
そして陳異は、苗靖のために祈ります。
願ったのは、
苗靖が一生、衣食に困らず、願ったことが全部かないますように。
ということ。
自分の成功ではありません。
自分がお金持ちになりたいわけでもない。
ただ、
「苗靖が幸せになってほしい」
それだけ。
ここは第7話の中でも、ものすごく重要なシーンです。(sina.com.cn)
そして「琳達」という女性が現れる
そんな陳異の前に、新しい女性が現れます。
名前は琳達(リンダ)。
陳異が仕事を通じて知り合った女性です。
琳達は裕福で、人脈もあります。
そして何より――
陳異に一目惚れ。
陳異の顔だけではありません。
責任感が強く、男らしく、危険な状況でも逃げない。
そんな陳異の性格に惹かれていきます。
琳達が陳異を車で送る
琳達は陳異にかなり積極的。
仕事が終わると車で家まで送ってくれます。
陳異はそれほど積極的ではありません。
でも、琳達からの好意を完全に拒絶するわけでもありません。
そして、その姿を見てしまったのが苗靖です。
苗靖、琳達を見て不機嫌になる
ある日。
琳達の車から陳異が降りてくるところを苗靖が目撃します。
苗靖の顔が明らかに曇ります。
「誰?」
「どうして女の人の車に乗っているの?」
そんな気持ちが見え隠れします。
でも、苗靖自身はまだ、
「私は陳異のお姉ちゃんだから心配しているだけ」
と思おうとしています。
2人でテレビを見る
家に帰った2人。
いつものように一緒にテレビを見ます。
ところが、テレビでは男女の恋愛シーン。
かなり親密な場面が流れます。
2人とも気まずくなります。
顔が赤くなる苗靖。
陳異も何となく目をそらします。
今までなら兄妹として普通に見ていたはず。
でも、なぜか今日は違う。
お互いを異性として意識し始めていることが、少しずつ伝わってきます。
第7話のポイント①|苗靖は海外へ行かなかった
第7話の一番大きなポイントはここ。
苗靖は結局、母親と一緒に海外へ行きません。
ただ、「母親に捨てられたから帰ってきた」というだけではありません。
苗靖自身も、
「陳異のそばにいたい」
という気持ちを持っていました。
第7話のポイント②|陳異も苗靖を手放せない
陳異は苗靖の将来を考えて、海外へ行かせようとしました。
でも、苗靖がバス停から出てきたとき、
まだそこにいた。
帰ることができなかったんですよね。
つまり陳異も、
「苗靖を手放す」
と決めたはずなのに、
最後まで待ってしまった。
この場面、めちゃくちゃ切ないです。
第7話のポイント③|「家長」の陳異
家長会に来た陳異。
そして苗靖に腕輪をつける。
苗靖にとっては、
「自分にも家族がいる」
と思える瞬間。
血のつながった家族ではなくても、
陳異が自分のそばにいる。
それだけで十分だと思えるんですよね。
第7話のポイント④|陳異の願いが切ない
おみくじを何度引いても「上上签」が出ない苗靖。
でも陳異は、自分で祈ります。
「苗靖が一生、衣食に困らず、願いがかないますように」
自分の幸せではなく、
苗靖の幸せだけを願う。
この時点では陳異自身も、自分の感情を恋愛だとはまだはっきり理解していないのかもしれません。
でも、もう完全に特別な存在です。
第7話のポイント⑤|苗靖の「嫉妬」が始まる
そして最後。
琳達が登場。
陳異を車で送ってくる。
それを見た苗靖が不機嫌になる。
ここから、
「苗靖が陳異を異性として意識している」
ことが少しずつ表面化してきます。
第7話は、まさに**「感情が兄妹の境界線を越え始める回」**なんです。
第7話を見た感想
第7話、私はかなり好きな回です。
特にバス停。
陳異は、
「苗靖は海外に行ったほうが幸せ」
と自分に言い聞かせて、ちゃんと送り出そうとする。
なのに――
結局、帰らずに待ってるんですよ。
苗靖が出てきたとき、そこに陳異がいる。
これは反則ですよね……😭
苗靖からしたら、
「やっぱりこの人だけは私を置いていかない」
って思ってしまう。
そして家長会。
周りの子たちは親に腕輪をつけてもらう。
苗靖は、本来なら母親が来るはずだった。
でも来たのは陳異。
しかも、ちゃんと腕輪をつけてくれる。
苗靖が嬉しそうにしているのを見ると、
もう陳異が「家族」の役割を全部担っているんだな
と感じます。
そして廟会のシーン。
苗靖が獅子の頭を触りたいと言えば、陳異が抱き上げる。
おみくじを何度も引く苗靖を、陳異も一緒になって手伝う。
でも陳異が本当に願っているのは、
「苗靖が一生幸せでありますように」
なんですよね。
ここが本当に陳異らしい。
そして最後の琳達。
苗靖、明らかに不機嫌😂
まだ本人は「嫉妬」って認めていないけど、もうかなり分かりやすいです。
第7話は、「苗靖にとって陳異は帰る場所」から、「陳異を他の女性に取られたくない」へ感情が変わり始める回。
そして第8話では、この琳達との関係がさらに進んで、苗靖の嫉妬がもっと分かりやすく爆発します。 (tvmao.com)
