『野狗骨頭(野狗骨头)』第14話は、6年ぶりに再会した陳異(宋威龍)と苗靖(張婧儀)の間に、ついに「陳異の彼女?」と思わせる女性・涂莉(何瑞賢)が登場します。
第13話では、陳異が苗靖を藤城から追い出そうとして家を売ろうとしたものの、苗靖が失業して帰る場所を失っていたことを知り、結局、
「ここに好きなだけ住めばいい」
という状態になりました。
ところが第14話では、そんな2人の家に突然、
陳異の過去を知る女性がやってきます。
しかも、その女性は自分のことを陳異の彼女のように振る舞う。
苗靖はどうするのでしょうか?
涂莉の店で停電が続く
第14話の冒頭では、涂莉が経営する店でトラブルが起きています。
店が何度も停電してしまい、
「どうしてこんなに頻繁に電気が止まるの?」
と困っています。
店員は、
「もしかしたら物業(管理会社)の人がわざと困らせているのでは?」
と話します。
涂莉は陳異の名前を出す
涂莉は、
「じゃあ私が話してくる」
と物怖じしません。
そして物業へ乗り込みます。
ところが、最初は涂莉に対してかなり冷たい態度だった担当者。
しかし涂莉が、
「私の彼氏は陳異よ」
と陳異の名前を出した途端――
態度が一変します。
陳異の名前だけで問題が解決
さっきまで強気だった物業側が、
「今後は勝手に停電させません」
と態度を変えます。
涂莉は、
陳異の名前が地元でかなりの影響力を持っていることを分かっています。
だからこそ、
何か問題が起きるたびに、
「陳異の名前を出せば何とかなる」
という感覚になっているようです。
店員が涂莉に気になる話をする
そんな涂莉に、
店員がある話をします。
最近、
「陳異が店に来る回数が減った」
というのです。
そして、
「陳異が別の女の人を家に連れて帰ったらしい」
と聞かされます。
涂莉、大激怒
この話を聞いた涂莉。
当然、
「別の女?」
となります。
普段の陳異は、
女性に対してかなり距離を置いている。
そんな陳異が、
女の人を家に連れて帰った?
涂莉は、
その女性を自分の目で確かめに行くことにします。
涂莉、気合いを入れて苗靖の前へ
涂莉は服装を整え、
苗靖がいる家へ向かいます。
完全に、
「陳異の女を見に行く」
というモードです。
ところが家の前で、
ちょうど帰ってきた苗靖と遭遇します。
苗靖は果物を持って帰ってくる
苗靖の手には、
果物。
ごく普通に家へ帰ってきた苗靖。
そこへ突然、
見知らぬ女性が立っています。
涂莉、苗靖をじろじろ見る
涂莉は、
苗靖の姿を頭の先から足元まで、
じっくり観察。
そして、
かなり挑発的な態度を取ります。
「陳異に近づこうとする女はたくさんいる」
涂莉は、
これまでにも陳異に近づこうとした女性を何人も見てきた、
というようなことを話します。
そして苗靖に対して、
「今回はちょっとタイプが違うみたいね」
というニュアンスで嫌味を言います。
完全に、
牽制です。
でも苗靖、全然動じない
ところが苗靖。
普通なら、
「あなた誰?」
「陳異とどういう関係?」
となりそうな場面なのに、
思ったほど怒りません。
むしろ、
冷静。
実は苗靖は車の中で彼氏と電話していた
ここで意外な事実が出てきます。
苗靖は家に戻る前、
車の中で自分の彼氏と電話していました。
仕事の報告をしていたのです。
苗靖は「浩運物流」を調査中
苗靖が藤城に戻ってきたのは、
単なる里帰りではありません。
現在の仕事のため、
浩運物流(皓運物流)
について調査しています。
この地域で、
どのくらい物流事業が行われているのか。
どれくらいの取引量があるのか。
会社の状況はどうなっているのか。
苗靖は、
かなり細かく調べています。
いつか会社の支店をここに作る計画
苗靖の目的は、
単なる監査だけではありません。
現在の状況を把握して、
問題がなければ、
自分の会社の支店をこの地域に出す
ことも考えています。
そのために、
まずは現地の情報を集めているのです。
だから「陳異の彼女」がいても動じない
苗靖にとっては、
今の最優先事項は仕事。
だから突然、
「陳異の彼女です」
という女性が現れても、
意外なほど冷静です。
しかも苗靖は、
以前部屋を片付けているときに、
女性の持ち物を見つけていました。
苗靖はすでに「女がいる」と思っていた
つまり、
苗靖にとって涂莉の登場は、
完全な不意打ちではありません。
むしろ、
「やっぱりこの人だったんだ」
という感じ。
涂莉、苗靖の家へ入る
涂莉はそのまま家の中へ入ります。
すると、
以前とはかなり雰囲気が変わっています。
家具もきれいに整えられ、
部屋の雰囲気も変わっています。
キッチンには新しい食器
さらに、
キッチンを見ると、
きれいでおしゃれな食器が増えています。
苗靖が戻ってきてから、
2人の生活が少しずつ変わっていることが分かります。
涂莉は苗靖を刺激し続ける
涂莉は、
苗靖の反応を見ようとして、
何度も陳異との関係を匂わせます。
しかし苗靖は、
ほとんど動じません。
苗靖、逆に涂莉のことを観察
むしろ苗靖は、
涂莉の言葉から、
「陳異の6年間」
を知ろうとします。
6年間、
自分がいなかった間。
陳異はどこで何をしていたのか?
何をして暮らしていたのか?
誰と関わっていたのか?
苗靖には、
まだ分からないことが多すぎます。
苗靖「陳異とはどうやって知り合ったの?」
そこで苗靖は、
涂莉に尋ねます。
「陳異とはどうやって知り合ったの?」
そして、
「この数年間、陳異は何をしていたの?」
と聞きます。
涂莉は曖昧に答える
ところが涂莉は、
陳異についてすべてを話すわけではありません。
少し曖昧な答え方をします。
苗靖は、
「この女性なら陳異のことをかなり知っている」
と感じます。
陳異が帰宅
そんなところへ、
陳異が帰ってきます。
そして玄関を開けた瞬間――
固まります。
ソファに2人の女性
リビングのソファには、
苗靖と涂莉。
2人とも、
陳異を見ています。
しかも、
まるで小さく膨らんだフグのように、
お互いを警戒しています😂
陳異からすると、
かなり気まずい状況。
陳異、涂莉を外へ連れ出す
陳異はすぐに、
涂莉を外へ連れ出します。
そして、
「どうして来るなら先に電話しないんだ」
と注意します。
そしてもう一つ
陳異が涂莉に、
強く言うことがあります。
それは、
「昔のことを苗靖に話すな」
ということ。
陳異が最も隠したい「6年間」
陳異にとって、
苗靖に知られたくないのは、
自分が6年間、
何をしていたのか。
特に、
張賓との関係。
そして、
自分がどんな危険な仕事に関わっていたのか。
そこを苗靖には知られたくありません。
涂莉は素直にうなずく
涂莉は、
陳異の言葉を聞いて、
素直にうなずきます。
つまり、
涂莉は本当に、
陳異の過去をかなり知っている。
一方、苗靖は台球厅へ
苗靖は、
陳異の過去について調べようとします。
そして、
陳異の台球厅にある引き出しを見ます。
引き出しから「薬」を発見
そこで苗靖が見つけたのが、
規制対象となる薬品。
普通の台球厅にあるものではありません。
苗靖は、
それを見て不安になります。
張賓のことを思い出す
苗靖の頭に浮かんだのは、
以前、
台球厅にやってきた男――
張賓。
張賓は普通の人間ではない
苗靖は、
張賓が、
表の世界だけではなく、
裏の世界ともつながりがある人物だと知っています。
そして、
陳異は昔、
張賓と一緒に仕事をしていた。
でも陳異は「もう関係ない」と言っていた
陳異は以前、
苗靖に対して、
「張賓とはもう長いこと一緒にやっていない」
と言っていました。
でも、
今、目の前にある薬。
そして、
張賓が何度も陳異を訪ねてくること。
苗靖は、
「本当に何も関係ないの?」
と疑い始めます。
そこへ張賓側の女性が現れる
さらに、
台球厅の外に、
張賓のところで働いている女性が現れます。
苗靖は、
陳異がその女性と接触しているのを見ます。
陳異、張賓の車に乗る
そして苗靖が見たもの。
それは、
陳異が張賓の車に乗り込む姿。
苗靖、後を追う
苗靖は、
そのまま見過ごすことができません。
タクシーを拾って、
陳異たちの後を追います。
やっぱり張賓に会っていた
そして苗靖が見たのは、
陳異と張賓。
2人は、
一緒に酒を飲んでいます。
張賓「また一緒にやろう」
張賓は、
陳異との関係を再び戻そうとしています。
そして、
2人がまた一緒に仕事をできることを祝うように、
乾杯します。
苗靖は恐怖を感じる
その光景を見た苗靖。
背筋が冷たくなります。
陳異が張賓と一緒に何かを始めるなら、
それは、
危険な世界へ戻る
ということ。
苗靖、陳異を呼び戻す作戦
そこで苗靖は、
陳異に電話します。
そして、
「ちょっと困ったことがある」
というような理由を作ります。
「ケガした」
苗靖は、
陳異に、
「ケガをした」
と伝えます。
すると――
陳異の反応が一瞬で変わる
さっきまで張賓と話していた陳異。
ところが、
苗靖がケガをしたと聞いた瞬間、
すぐにその場を離れます。
陳異、苗靖のところへ急行
陳異は、
苗靖のもとへ急いで向かいます。
そして、
苗靖の姿を見ると、
すぐにケガを確認。
陳異が苗靖の膝に薬を塗る
苗靖がケガをした膝。
陳異は、
自分の手で、
薬を塗ってあげます。
陳異の表情が優しすぎる
ここで苗靖が、
陳異の顔を見ます。
陳異は、
本当に心配そう。
張賓の前にいたときとは、
まるで別人。
苗靖は気づいてしまう
苗靖は、
陳異の表情を見て、
分かります。
「陳異は、今でも私を大切に思っている」
「じゃあ、どうして6年前に追い出したの?」
ここが、
第14話で一番切ないところ。
苗靖には、
ずっと疑問があります。
今の陳異は、
こんなにも自分を心配している。
ケガをすれば、
何もかも放り出して飛んでくる。
なのに、
6年前は、
なぜあんなにも冷たく、
自分を藤城から追い出したのか。
苗靖、涙を流す
6年前の記憶が蘇ります。
陳異に突き放されたこと。
自分だけが置いていかれたこと。
そして、
陳異が何も説明してくれなかったこと。
苗靖の目から、
涙がこぼれます。
陳異は苗靖の涙に気づく
陳異は、
苗靖が泣いていることに気づきます。
でも、
6年前の真実を話すことはできません。
第14話のポイント①|涂莉は本当に陳異の彼女なの?
第14話を見て、
「え、涂莉って本当に陳異の彼女なの?」
と思った人も多いはず。
でも、
ここは少し複雑。
陳異は涂莉に対して、
「過去のことを苗靖に話すな」
と念を押しています。
そして第15話では、
陳異自身が、
涂莉の「彼氏」という立場を名乗っていた理由を説明します。
つまり、
単純な恋愛関係として見ると、
少し違います。
第14話のポイント②|苗靖は意外と嫉妬していない?
涂莉が、
かなり露骨に苗靖を刺激します。
でも苗靖は、
怒るというより、
「この人なら陳異の過去を知っているかも」
と考えています。
だから、
恋のライバルとしてではなく、
陳異の過去を知る情報源
として涂莉を見ている感じ。
ここ、
苗靖らしいですよね。
第14話のポイント③|苗靖も実は仕事で藤城に来ている
第13話では、
苗靖が失業していたことが分かりました。
でも第14話では、
彼女が藤城に戻ってきた背景に、
浩運物流の調査
があることがはっきりしてきます。
苗靖は仕事として、
現地の物流状況を調べています。
そして、
その中に張賓につながる問題が隠れている可能性があります。
第14話のポイント④|苗靖が陳異の「危険な過去」に近づく
今回、
苗靖が見つけた薬。
張賓。
陳異が張賓の車に乗る姿。
張賓との酒。
これが全部つながって、
苗靖は、
「陳異は本当に何もしていないの?」
と疑い始めます。
第14話のポイント⑤|陳異は苗靖を守るために嘘をついている
陳異が張賓との関係を隠す理由。
それは、
苗靖に知られたくないから。
そして、
危険な世界に苗靖を巻き込みたくないからです。
だから、
苗靖から離れようとする。
でも、
苗靖がケガをしたと聞けば、
すぐに飛んでくる。
この矛盾が、
陳異という人物の一番切ないところです。
第14話を見た感想
第14話は、
「涂莉が出てきて三角関係になるのかな?」
と思わせておいて、
実際には、
それ以上に重要な回でした。
まず、
涂莉。
めちゃくちゃ陳異のことを知っている女性なので、
苗靖からしたら、
「この人に聞けば陳異の6年間が分かるかも」
なんですよね。
だから、
嫉妬するより先に、
陳異の過去を知りたい。
ここが苗靖らしい。
一方の陳異は、
苗靖と涂莉が同じ家にいるのを見て、
完全に、
「何この状況……」
状態😂
そして、
涂莉には、
「昔のことを苗靖に話すな」
とお願いする。
それだけ、
6年間のことを苗靖に知られたくない。
でも苗靖は、
もう少しずつ気づいてしまっています。
そして一番切なかったのが、
苗靖がわざと「ケガした」と言って陳異を呼び戻したところ。
張賓と一緒にいた陳異が、
苗靖から「ケガした」と聞いた瞬間、
全部放り出して飛んでくる。
苗靖はそこで、
「この人は今でも私のことを大切にしている」
と確信したんじゃないかなと思います。
だからこそ、
余計に分からない。
「だったら、なぜ6年前に私を追い出したの?」
って。
この疑問が、
これからの2人の関係の大きな核心になっていきます。
そして第14話のラストは、
陳異が苗靖の膝に薬を塗ってあげるシーン。
派手なキスも告白もないのに、
この2人の距離感、めちゃくちゃ近いんですよね🥹
6年離れていたのに、
苗靖がケガをしたら、
陳異は昔と同じように、
何も考えずに彼女を助ける。
ここから2人の関係が、
「兄妹のような幼なじみ」から、
明らかに男女として意識し始める段階
へ進んでいきます。
そして次の第15話では、
陳異が雨の中で苗靖を助けたせいで高熱を出す→苗靖が陳異を看病→涂莉との関係を陳異本人が説明→「俺と涂莉は本当の恋人じゃない」と分かる→さらに張賓が陳異を危険な仕事へ引き戻そうとする
という流れになります。
