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『野狗骨头(Love for you)』第3話あらすじ・ネタバレ|陳異の夢を父親が奪う

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『野狗骨頭(野狗骨头)』第3話では、陳異(宋威龍)と苗靖(張婧儀)の関係が大きく変化します。

第2話で船上の危険から苗靖を助けた陳異。

第3話では、家に帰りたくない苗靖を陳異が連れ出し、2人で天台で話をすることに。

ここで、これまで「怖くて意地悪な兄」のように見えていた陳異の、本当の優しさが少しずつ見えてきます。

しかしその一方で、陳異自身の人生には大きな事件が起こります。

父親から反対されていた警校受験。

陳異は自分の人生を変えるために、警察学校へ進むことを夢見ていました。

ところが父親は、その夢を力ずくで阻止してしまいます。

そして第3話の最後には、陳異と苗靖の人生を大きく変える出来事が起こります。

家に帰りたくない苗靖

第2話の船上事件を無事に逃れた陳異と苗靖。

陳異は苗靖を家まで送っていきます。

ところが、家の近くまで来たところで、苗靖は家の中から母親・魏明珍と継父・陳礼彬の激しい口論を聞いてしまいます。

陳礼彬は魏明珍を責め、夫婦の関係は完全に険悪な状態。

さらに陳礼彬は、苗靖のことまで「厄介者」のように扱い、魏明珍に連れて出ていくよう迫ります。

家に入ることもできない。

かといって、そのまま帰ることもできない。

苗靖は玄関の前で立ち尽くしてしまいます。

そんな苗靖を見ていた陳異。

彼は何も言わず、苗靖の手を引いてその場から連れ出します。

陳異が苗靖を連れて行った場所

陳異は苗靖を連れて、小さな店へ。

そこで苗靖に**冰粥(冷たいお粥のようなデザート)**を買ってあげます。

そして2人で屋上の天台へ。

ここが第3話の中でも、とても印象的な場面です。

これまで陳異は、苗靖に対して優しい言葉をかけることなどほとんどありませんでした。

ところが、このときの陳異は違います。

苗靖が家庭のことで傷ついていることを察して、静かに話を聞いてあげます。

「親だからといって、良い親になれるわけじゃない」

陳異は苗靖を慰めます。

すべての親が、子どものことを正しく理解できるわけではない。

親だからといって、必ずしも子どもを上手に愛せるわけではない。

そんなことを話します。

これは、陳異自身の経験から出た言葉でした。

陳異もまた、幼い頃から父親に傷つけられ、否定され続けてきたからです。

それでも陳異は、自分の父親と同じ人間になることを拒んでいます。

苗靖に対して優しくできるのも、自分が同じように傷ついてきたからこそ。

ここで苗靖は初めて、

「陳異は本当はこんな人だったんだ」

と気づき始めます。

陳異が教えた「ベランダから部屋に入る方法」

さらに陳異は、苗靖にある方法を教えます。

家族と顔を合わせたくないときには、正面から家に入らなくてもいい。

ベランダを使って、自分の部屋へ入ればいい。

陳異自身がそうやって家の中の冷たい空気から逃れてきたのでしょう。

苗靖は陳異に教えてもらった方法で、自分の部屋へ戻ります。

そして机に向かい、何事もなかったかのように宿題を始めます。

この場面、すごく切ないですよね。

家族が安心できる場所ではなくなってしまっても、

「勉強する場所だけは守りたい」

という苗靖の強さも感じられます。

少しずつ変わっていく2人

この出来事をきっかけに、陳異と苗靖の関係は少しずつ変わっていきます。

以前の苗靖は、陳異を怖がっていました。

ところが今では、困ったときに陳異を頼るようになっています。

そして陳異も、苗靖を放っておけません。

第1話では川から苗靖を助け、第2話では船上で彼女を守り、第3話では家庭から逃げる苗靖に居場所を与えます。

陳異は相変わらず口数が少なく、素直ではありません。

でも、行動を見るとずっと苗靖を守っているんです。

高校生になった陳異、女子からモテる

成長した陳異は、職業高校に通っています。

しかも、かなりのイケメン。

当然、学校では女子から人気があります。

そんな陳異のもとへ、苗靖が教科書を届けに来ることがあります。

ところが、これが思わぬトラブルにつながります。

陳異と一緒にいる苗靖を見た周囲の人間が、

「あの子は陳異の彼女なのでは?」

と勘違い。

苗靖に対して嫌がらせや脅しをする人まで現れます。

苗靖を守るため、陳異がとった意外な行動

このことを知った陳異。

普通なら、相手に直接仕返しをしそうなところですが、陳異が取った方法は少し変わっています。

なんと、わざとたくさんの女子と「妹」のような関係を作ります。

つまり、

「苗靖だけが特別な女の子ではない」

と思わせることで、苗靖への嫌がらせをやめさせようとしたのです。

一見すると遊んでいるようにも見える陳異。

でも実際には、苗靖を守るため。

このあたりから、陳異の苗靖に対する気持ちがかなり特別なものになってきていることが分かります。

陳異には「警察官になる」という夢があった

そんなある日。

陳異の友人が、苗靖の学校まで慌ててやって来ます。

陳異が警校(警察学校)を受験することになったのです。

これは陳異にとって大きな夢でした。

これまで父親に人生を決められてきた陳異。

本当は普通高校へ進みたかった。

しかし父親に反対され、職業高校へ進むことになりました。

だからこそ今度は、自分自身の力で人生を変えようとしていたのです。

警校へ進めば、父親の支配からも抜け出せる。

自分の人生を自分で選べる。

陳異にとって、警校受験は単なる進学ではありませんでした。

**「自分の人生を取り戻すための挑戦」**だったのです。

ところが父親にバレてしまう

陳異は苗靖や友人たちと協力し、父親に知られないように受験の準備を進めます。

ところが、結局その計画は父親に知られてしまいます。

そして体力テスト当日。

陳異が家を出ようとしたところ、父親が彼を止めます。

父親が陳異を縛る

父親が取った方法は、あまりにも強烈でした。

なんと陳異を縄で縛り、部屋に閉じ込めてしまうのです。

以前、陳異が「一中へ進学したい」と願ったときにも、父親は同じように縄で彼を縛って進学を阻止しました。

つまり父親は、陳異の人生を何度も力ずくで決めてきたのです。

今回も同じ。

陳異が自分の人生を選ぼうとすると、父親はそれを許しません。

苗靖が陳異を助ける

一方、友人から事情を聞いた苗靖。

陳異が家にいることを知り、すぐに家へ向かいます。

そして陳礼彬が戻ってくるのを何とか引き延ばそうとします。

その隙に陳異の友人が部屋の扉を壊します。

陳異は自分を縛っている縄を切り、ようやく自由になります。

そして――

試験会場へ向かって全力で走ります。

必死に走る陳異

陳異は、とにかく走ります。

自分の人生を変えるための最後のチャンス。

ここで間に合わなければ、夢を失ってしまいます。

友人も試験会場で、

「もう少しだけ待ってください」

と頼み込みます。

しかし――

陳異が会場へ到着したときには、すでに体力テストは終了。

間に合いませんでした。

陳異の夢が潰される

ここは第3話でも特に苦しい場面。

陳異は自分の力で人生を変えようとしていました。

でも父親に閉じ込められたことで、その夢を奪われてしまいます。

しかも陳異にとっては、これが初めてではありません。

以前も父親に進路を邪魔された。

そして今回も同じ。

「自分の人生なのに、自分で決められない」

そんな苦しさが陳異を追い詰めます。

父親への怒りが爆発

試験に間に合わなかった陳異は、そのまま家へ戻ります。

そして父親と激しく対立します。

父親はまるで何事もなかったかのように食事を用意していました。

その態度に、陳異の怒りが爆発します。

「なぜいつも自分の人生に口を出すのか」

「なぜ自分をこんな家庭に閉じ込めるのか」

長年積み重なっていた怒りを、陳異は父親にぶつけます。

陳異、父親を殺してしまいそうになる

感情が限界まで高まった陳異。

父親を押さえつけ、さらにアイロンを手に取ります。

このまま殴れば、父親を傷つけてしまう。

一瞬、本当に危険なところまでいきます。

でも――

陳異は最後のところで止まります。

アイロンを投げ捨てるのです。

そして父親に対して、

「自分はあなたのような人間にはならない」

という強い意思を示します。

ここは陳異という人物を理解するうえで、非常に重要な場面です。

父親から暴力を受け続けてきた陳異。

それでも、自分が同じ暴力を繰り返す人間になることは拒否する。

陳異の中にある「優しさ」が、ここではっきり見えます。

父親・陳礼彬に起きた悲劇

陳異との衝突に傷ついた陳礼彬は、酒を大量に飲みます。

そして酔った状態で家に戻る途中、階段で足を踏み外してしまいます。

頭を強く打ち、病院へ搬送されることに。

診断の結果、陳礼彬は脳死状態となります。

自力で呼吸することもできず、人工呼吸器をつければ植物状態として生き続ける可能性がある状態でした。

苗靖の母親にも大きな問題が起きる

さらに、このタイミングで苗靖の母親・魏明珍にも問題が発生します。

会社が違法行為の問題で調査を受け、会社が差し押さえられてしまいます。

つまり、

陳異には父親の入院費

苗靖には母親の経済問題

が一気に降りかかります。

まだ学生である2人には、到底抱えきれない問題です。

陳異が父親の治療を決断する

そして医師から、陳異に決断が迫られます。

人工呼吸器をつけて延命するのか。

それとも治療をやめるのか。

陳異は父親との間に、決して良い思い出ばかりがあるわけではありません。

むしろ、傷つけられ、夢を奪われ、人生を支配されてきました。

それでも――

最後に父親の顔を見た陳異は、涙を流します。

憎んでいた。

許せなかった。

でも、父親だった。

そんな複雑な感情を抱えながら、陳異は治療を断念する決断をします。

そして父親の死を受け入れることになります。

父親が亡くなり、2人だけが残される

陳礼彬が亡くなったことで、陳異と苗靖を取り巻いていた大人たちは、さらに少なくなっていきます。

そして物語は、次の段階へ。

これまで同じ家に暮らしていた2人ですが、もう「親に守ってもらう子ども」ではいられません。

陳異は自分自身で生きていかなければならない。

苗靖も、自分の人生を自分で守らなければならない。

2人が少しずつ、お互いを支えながら生きていく関係へと変わっていきます。

第3話のポイント

第3話で一番大きいのは、やっぱり陳異の「夢」です。

陳異は、父親から逃げたいだけではありません。

本当は、

自分の人生を自分で選びたい。

そのために警校を受験しようとします。

ところが父親は、またしても陳異を縄で縛ります。

この「縄」は、このドラマの中でも象徴的な存在です。

陳異の身体を縛るだけではありません。

父親が陳異の人生そのものを縛っている

ことを表しているように見えます。

第3話で変わった苗靖の陳異への見方

そして、もう一つ大切なのが苗靖です。

第1話では、

「怖い兄」

だった陳異。

第2話では、

「本当は傷ついている人」

だと知ります。

そして第3話では、

「自分を守ってくれる人」

へと変わっていきます。

天台で自分を慰めてくれた陳異。

学校で自分が嫌がらせを受けたときに守ってくれた陳異。

そして最後には、警校受験を邪魔されて苦しむ陳異を、今度は苗靖が助けようとします。

2人の関係は、少しずつ

「陳異が苗靖を守る」

だけではなく、

「苗靖も陳異を守る」

関係へと変わり始めています。

第3話を見た感想

第3話は、個人的にはかなり切ない回です。

特に陳異が試験会場へ向かって必死に走るところ。

「間に合って!」

と思いながら見てしまいます。

でも、間に合わない。

しかも、陳異自身の努力不足ではありません。

父親に閉じ込められたから。

ここが本当に苦しい。

陳異はずっと、自分の人生を選ばせてもらえなかったんですよね。

一中に行きたいと言えば縛られる。

警校に行きたいと言えば、また縛られる。

それでも最後には、父親を殺すことを選ばなかった。

「あなたのような人間にはならない」

という陳異の姿には、彼が本当はすごく優しい人間だということが表れています。

そして、そんな陳異の一番近くにいるのが苗靖。

まだこの段階では恋愛とは言えないけれど、

「この人だけは自分を分かってくれる」

という関係になっていくのが、このドラマの切ないところです。

第3話は、2人の関係が「義理の兄妹」から、少しずつかけがえのない存在へ変わっていく重要な回でした。

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