ソン・ウェイロンの作品を調べていて、ちょっと不思議に思ったことがあります。
「この作品、撮影したのは何年も前じゃない?」
出演作を公開された年だけで並べてみると、2021年頃から2024年頃にかけて、ソン・ウェイロンの活動が少なくなったように見えます。
でも、撮影した年までさかのぼって調べてみると、少し見え方が変わってきました🤔
「あれ?撮影済みなのに、何年も後に公開されている作品がある……」
そこで今回は、ソン・ウェイロンの作品を**「撮影した年」と「公開された年」**に分けて調べてみました。
すると、思っていた以上に大きな時間差があることが分かりました。
そして気になったのが、
「ソン・ウェイロンの空白期間って、本当に“干された”ということなの?」
ということ。
先に結論を言うと、私は「干された」と一言で片づけるのは違うと思っています。
というのも、ソン・ウェイロンの場合は、
中国ドラマ特有の「撮影→公開」の時間差
と、
本人の活動が停滞した時期
が重なっていたからです。
今回は、契約問題そのものを詳しく追うのではなく、「作品はいつ撮影され、いつ公開されたのか?」という別の角度から、ソン・ウェイロンの空白期間を見てみたいと思います😊
※作品によってクランクイン・クランクアップ時期に差があるため、ここでは主に「撮影時期(年)/初回公開・配信年」でおおまかに整理しています。
ソン・ウェイロンの作品を「撮影年」と「公開年」で見てみる
まずは、分かりやすい作品をいくつか並べてみます。
| 作品 | 撮影年 | 公開年 | 撮影→公開 |
|---|---|---|---|
| 『我与你的光年距离』 | 2016 | 2017 | 約1年 |
| 『凤囚凰』 | 2017 | 2018 | 約1年 |
| 『破梦游戏』 | 2016 | 2018 | 約2年 |
| 『我的青春都是你』 | 2017 | 2019 | 約2年 |
| 『彼岸花』 | 2017 | 2020 | 約3年 |
| 『漂亮书生』 | 2019 | 2020 | 約1年 |
| 『以家人之名』 | 2019 | 2020 | 約1年 |
| 『下一站是幸福』 | 2019 | 2020 | 約1年 |
| 『我爱喵星人』 | 2016 | 2021 | ⭐約5年 |
| 『岁月忽已暮』 | 2016 | 2021 | ⭐約5年 |
| 『君子盟』 | 2020頃 | 2023 | 約2年以上 |
| 『仿生人间』 | 2021頃 | 2023 | 約2年 |
| 『念念相忘』 | 2022 | 2023 | 約1年 |
| 『相思令』 | 2023 | 2025 | 約2年 |
| 『七根心简』 | 2023 | 2025 | 約2年 |
| 『韶华若锦』 | 2024 | 2025 | 約1年 |
| 『骄阳似我』 | 2024 | 2025 | 約1年 |
| 『野狗骨头』 | 2025 | 2026 | 約1年 |
| 『千香』 | 2025 | 2026 | 約1年 |
こうして見ると、撮影した翌年に公開される作品もありますが、2年、3年と待ってから公開される作品もあります。
そして、なかでも驚くのが「約5年」です😳
2016年に撮影して、2021年に公開された作品
特に目を引くのが、
『我爱喵星人』
そして
『岁月忽已暮』
です。
どちらも2016年頃に撮影された作品ですが、公開されたのは2021年。
つまり、撮影から公開まで約5年あります。
2016年といえば、ソン・ウェイロンはまだ17歳前後。
17歳頃のソン・ウェイロンが撮影した作品を、22歳になってから見ることになったわけです。
これはかなり長いですよね😳
そして、ここが今回の記事で一番大事なところ。
この2作品について、
「ソン・ウェイロンが後に事務所と訴訟になったから、5年間公開できなかった」
とは考えにくいんです。
なぜなら、撮影そのものが2016年だから。
後の契約問題とは時系列が合いません。
つまり、この5年間の待機には、別の事情があったと考える必要があります。
ここから、
「中国ドラマって、そもそも撮影してからすぐ公開されるものなの?」
という疑問が出てきます。
🇨🇳 中国ドラマは「撮影したらすぐ公開」ではない
日本のドラマを見ていると、
「撮影して、数か月後には放送」
というイメージを持ちやすいですよね。
ところが中国ドラマでは、撮影終了=すぐ配信、とは限りません。
作品が公開されるまでには、
- 撮影前の备案(登録・申請)
- 撮影
- 編集・ポストプロダクション
- 内容審査
- 配信に関する手続き
- 配信プラットフォームとの調整
- 配信時期の決定
など、いくつもの段階があります。
国家广播电视总局(広電総局)の制度でも、テレビドラマなどについて备案や内容に関する手続きが定められています。
そのため、
撮影終了 → しばらく待つ → 公開
ということは、決して珍しくありません。
実際、ソン・ウェイロンの作品でも、
2019年撮影 → 2020年公開
という作品があります。
一方で、
2017年撮影 → 2020年公開
の『彼岸花』のような作品もあります。
つまり、
撮影した年=その俳優が作品に登場する年
ではないんですね。
ここを知らないまま公開年だけを見てしまうと、俳優の活動歴が少し違って見えてしまいます。
「待播(dài bō)」って何?
中国ドラマについて調べていると、よく出てくる言葉があります。
それが、
待播(dài bō)
です。
簡単にいうと、
撮影は終わっているけれど、まだ公開されていない作品
のこと。
つまり、
「この俳優、最近ドラマに出ていないな」
と思っていても、
実は撮影済みの作品をいくつも抱えていて、公開を待っている
ということがあります。
待播になる理由も一つではありません。
審査、配信枠、プラットフォーム側の事情、版権、作品の市場性、公開タイミングなど、さまざまな要素が関係します。
そのため、
撮影→1年後公開
は普通にあります。
撮影→2年後公開
も珍しくありません。
そして、
3年以上待つ作品もあります。
ソン・ウェイロンの出演作を見ると、この「待播」という仕組みを知っているかどうかで、彼の芸歴の見え方がかなり変わってきます。
『君子盟』も「訴訟のせい」とは決めつけられない
もう一つ気になるのが『君子盟』です。
『君子盟』は撮影から公開までかなり時間が空きました。
公開されたのは2023年1月。
ちょうどソン・ウェイロンが所属事務所との契約問題を抱えていた時期と重なります。
そのため、
「もしかして、契約問題のせいで公開できなかったの?」
と思ってしまいますよね。
でも、これも簡単には断定できません。
『君子盟』はもともと『张公案』というタイトルで制作され、その後『君子盟』へ変更されています。
そして最終的に2023年1月に配信されました。
つまり、
タイトル変更・審査・配信タイミングなど、作品側の事情だけでも公開まで時間がかかる可能性がある
ということです。
なので、
「『君子盟』が2023年に公開された=契約問題で公開が遅れた」
とは言えません。
ここは分けて考えた方がよさそうです。
では、ソン・ウェイロンの「空白期間」はどう見ればいい?
ここで、最初の疑問に戻ります。
「ソン・ウェイロンって、2021年頃からしばらく活動していなかったの?」
これについては、「公開された作品が少ないこと」と「新しい作品を撮っていないこと」を分けて考える必要があります。
実際、2021~2023年頃には、その後公開される作品の撮影も行われています。
たとえば、
- 『君子盟』
- 『仿生人间』
- 『念念相忘』
など。
つまり、
「作品がまったくなかった」わけではありません。
撮影済みの作品が、後になって公開されています。
一方で、ソン・ウェイロン本人については、2021年頃から所属事務所との契約問題が表面化し、2022年には訴訟に発展しました。
そのため、新しい作品を撮る活動が停滞した時期があったことも事実です。
この部分について詳しく知りたい方は、以前まとめたこちらの記事に整理しています。
👉 [宋威龙(ソン・ウェイロン)芸歴・所属事務所・契約問題|訴訟・空白期間・現在の所属を時系列で整理]
今回の記事では、契約問題そのものについては深掘りしません。
ここで見たいのは、
「公開されていない=仕事をしていない、とは限らない」
ということです。
「公開された年」だけでは俳優のキャリアは分からない
今回、撮影年と公開年を並べてみて、一番面白いと思ったのがここです。
たとえば2020年。
ソン・ウェイロンは、
『下一站是幸福』
『彼岸花』
『漂亮书生』
『以家人之名』
など、出演作が一気に増えています。
「2020年に急に仕事が増えたのかな?」
と思いますよね。
でも、実際には撮影された時期はもっと前です。
つまり、
2020年に公開された作品が多い=2020年に全部撮影した
ではありません。
同じことが、その後の作品にも言えます。
2025年に、
『相思令』
『七根心简』
『韶华若锦』
『骄阳似我』
と複数の作品が公開されています。
でも、それぞれの撮影時期を見ると2023~2024年頃。
公開された年に作品が集中していても、実際の撮影は数年前に行われていることがあります。
だから、
「公開作品数」だけで俳優の活動量を判断すると、実際のキャリアとはズレることがある
んですね。
これ、ソン・ウェイロンの空白期間を見るうえで、かなり重要だと思いました😊
「干された」という言葉だけでは説明できない
では、結局、
ソン・ウェイロンは干されていたのでしょうか?
今回、撮影年と公開年を調べてみて思ったのは、
「そう単純には言えない」
ということです。
なぜなら、
2016年撮影→2021年公開
2017年撮影→2020年公開
2020年頃撮影→2023年公開
というように、そもそも作品そのものにかなり大きな時間差があるからです。
一方で、ソン・ウェイロン本人については、契約問題によって新規活動が停滞した時期もありました。
つまり、
①中国ドラマそのものに「撮影→公開」の時間差がある
そして、
②ソン・ウェイロン本人にも活動が停滞した時期がある
この2つが重なっています。
だから、
「全部、訴訟のせい」
でもなければ、
「中国ドラマでは普通だから、何も問題はなかった」
でもない。
私は、この2つを分けて考えるのが一番自然だと思います。
まとめ|ソン・ウェイロンの「空白」は、撮影年まで見ると少し違って見える
今回、ソン・ウェイロンの作品を「撮影年」と「公開年」に分けて調べてみました。
すると、
撮影→1年後公開
だけではなく、
撮影→2年後、3年後、場合によっては5年後に公開
という作品があることが分かりました。
特に、
『我爱喵星人』
『岁月忽已暮』
は、2016年頃に撮影されて2021年に公開。
約5年の時間差があります😳
そのため、
「ソン・ウェイロンの作品公開が遅れた=訴訟のせい」
とは考えられません。
一方で、2021年頃から所属事務所との契約問題が表面化し、2022年には訴訟に発展したことで、本人の新規活動が停滞した時期があったことも見逃せません。
だから私は、
「作品がなかった」のではなく、
「撮った作品がすぐ見られなかった。そして、新しく撮ることも難しい時期が重なった」
と考えるのが一番近いのかなと思います。
そして、今回調べてみて改めて思ったのが、
俳優のキャリアを見るときは、「公開年」だけではなく「撮影年」も見た方が面白い
ということ。
これを知ってからソン・ウェイロンの出演歴を見直すと、2021~2024年頃の「空白」も、少し違って見えてきます。
ソン・ウェイロンの契約問題や芸歴について詳しく知りたい方は、こちらの記事で時系列にまとめています👇
👉 [宋威龙(ソン・ウェイロン)芸歴・所属事務所・契約問題|訴訟・空白期間・現在の所属を時系列で整理]
また、まずソン・ウェイロンのプロフィールや出演作品をざっくり知りたい方はこちらからどうぞ😊
👉 [ソン・ウェイロン(宋威龙)プロフィール&出演作まとめ|魅力を紹介]
そして、ソン・ウェイロンの記事をまとめて読みたい方はこちら♡
👉 [ソン・ウェイロン関連記事まとめ|プロフィール・作品・家族・活動を徹底紹介]
こうして一つずつ調べていくと、ドラマそのものだけじゃなく、中国の芸能界の仕組みまで気になってきますね。
ソン・ウェイロンをきっかけに、また一つ中国ドラマの「?」が解決しました😊

